バードカービングとは?
バードカービング(Bird Carving)はアメリカで始められましたが、起源は「デコイ」という狩猟に使うおとり用の水鳥の木彫りから来ています。ガンやカモを捕獲するとき、鳥に似たものを置くと鳥は仲間がいるので安全だと思い、集まってきたところを捕獲したのです。
この「デコイ」制作の歴史は古く19世紀中期から現れていますが、その後水鳥だけにこだわらず、ほかの様々な野鳥達を木彫りで制作表現する作家が現れて発展し、装飾性にとみ、芸術性の高い写実的な野鳥彫刻の制作が盛んになっていきました。
日本に紹介されたのは約30年ほど前で、まだ比較的新しいアートの一つです。
最近ではバードカービングの製品は装飾品だけでなく、剥製の代りに博物館などでも展示されています。
バードカービングの製作は木を彫刻刀やグラインダーを使って彫刻し、最後に彩色して仕上げます。まず作りたい鳥の形、大きさ、寸法、色彩などを調べてから彫刻にかかりますが、素材は主に彫刻し易い木を使用します。彫刻にかかる時間は、身近にいる小鳥からカモ、鷲鷹類などの大きなものまで種類によって代わりますが、数日から数ヶ月を要します。完成した時の充実感は格別のものがあります。老若男女誰でもできる彫刻です。
作品は国内外の展示会や、コンクールで発表されます。世界大会には日本からも毎年多くの参加者があり、各部門で優勝者や入賞者もでております。現在バードウォッチングは大変盛んになっていますが、バードカービングにも参加してみてはいかがでしょうか。
ボブ・グーギー氏所蔵